- 2025/09/30 掲載
米労働市場、FRBの支援なければストレスに直面も=ジェファーソン副議長
[ワシントン 30日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のジェファーソン副議長は、年内の米経済成長率が引き続き1.5%程度で推移するとの見通しを示した。労働市場については、FRBの支援がなければストレスに直面する可能性があると指摘した。
フィンランド中央銀行がヘルシンキで主催する会合向けに用意した原稿で述べた。
ジェファーソン氏は、インフレ率が目標を上回り続けるリスクと、雇用市場への脅威の高まりの間でバランスを取るため、9月16─17日の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げを支持したと説明。
「労働市場は軟化しており、支援がなければストレスに直面する可能性がある」とし、インフレ率は来年以降、目標である2%に向けて鈍化し始めると予想した。
トランプ政権による通商・移民などの政策の影響はなお流動的だとし「私のベースライン見通しを巡る不透明感は非常に強い。現政権が導入する新政策と、それが雇用やインフレに及ぼす影響が主な理由だ」と指摘。関税がインフレなどに及ぼす影響は一部のエコノミストの予想ほど大きくないが、影響が「今後数カ月でさらに表れる」との認識を示した。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR