• 2025/10/01 掲載

英インフレ率、持続的な高水準に=マン中銀政策委員

ロイター

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William Schomberg

[ロンドン 30日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)マン政策委員は30日、英国のインフレ率が持続的な高水準にあるとの見解を示した。一方で英中銀が追加利下げを実施する可能性が完全に消えたわけではないとも表明した。

マン氏は18日の金融政策委員会(MPC)で政策金利を4.0%に据え置くことに賛成した多数派の1人。8月のMPCでは、利下げに反対した少数派の1人だった。

英紙フィナンシャル・タイムズとS&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスが共催したセミナーで語った。マン氏は「8月の金融政策報告書を読んだ方もいられるかもしれないが(中略)そこにはインフレが持続するシナリオが盛り込まれていた」と紹介した上で、「そのインフレが持続的になるとのシナリオが現実のものとなっていると確信している」と言及した。

英中銀は8月の報告書で、生産性の成長鈍化と賃金急騰が相まって、2027年半ばまでにインフレ率が目標値に戻るという基本予測よりも持続的に物価上昇圧力が高まる可能性があるとのシナリオを示していた。マン氏は一方で、経済見通しの不確実性を受けて追加利下げの可能性も排除できないと指摘した。

英中銀は9月のインフレ率が前年比で4%に達すると予想しているものの、経済成長の鈍化も懸念している。

9月のMPCでは量的引き締め(QT)ペースを緩め、2009年から21年にかけて買い入れた国債の売却を年間1000億ポンドから700億ポンドへ縮小することも決めた。マン氏は、これよりも緩やかなペースで国債保有量を削減する案を支持した。

QTのペースを緩めることは、中期国債を過剰に売らなくてはならない事態を抑え、英国の金融システムが中銀の準備金枠縮小に適応する過程でより慎重にアプローチすることが可能になる。

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