- 2025/10/01 掲載
米FRB、モルガンSの資本バッファー下方修正に合意
[ワシントン 30日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は30日、米金融大手モルガン・スタンレーのストレステスト(健全性審査)に基づく資本要件を当初発表分から変更し、来年の資本バッファー比率を5.1%から4.3%に引き下げることに合意したと発表した。
同行は、FRBが今年6月のストレステストに基づき8月に発表した審査結果に異議を唱えていた。
FRBは30日の声明で、さらに分析を行ったところ、FRBが一部で保守的過ぎる推計を行っていた可能性があったほか、モルガン・スタンレー固有の特質が明らかになったため、結果を再考したと説明。具体的には、同行が新たに提示した情報により、「公正価値オプション」を適用したローンポートフォリオの損失見積もりが保守的過ぎた可能性が示され、これはポートフォリオの独特な構成に一因があったとした。
同行のシャロン・イェシャヤ最高財務責任者(CFO)は声明で、FRBの結論を評価すると述べた。
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