- 2025/10/01 掲載
ユーロ圏製造業PMI、9月は再び50割れ 新規受注が減少
ハンブルク商業銀行のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は「ユーロ圏の生産は7カ月連続で前月を上回ったが、進展はさえない」と述べた。
受注は8月に一時増加したものの、9月に減少。輸出市場が主な押し下げ要因となった。
生産は引き続き増加。ただ、そのペースは鈍化し、指数は52.5から50.9に低下した。
雇用情勢はさらに悪化。製造業者は過去3カ月で最速となるペースで雇用を削減した。また、受注残も6月以来の速いペースで減少した。
今回の調査ではユーロ圏全体で景気が二分されていることが明らかになった。オランダが38カ月ぶりの高水準で景気拡大をけん引し、ギリシャ、アイルランド、スペインでも成長が続いている。一方、ユーロ圏の3大経済大国であるドイツ、フランス、イタリアはいずれも縮小した。
投入コストは小幅ながら6月以来初めて下落。販売価格は5カ月連続で下落した。
景況感は引き続きポジティブだが、指数は4月以来の低水準となり、過去10年間の平均を下回った。
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