- 2025/10/02 掲載
アバター社長と交流も=大手企業が内定式
来春入社予定の学生らを対象とした大手企業の内定式が1日、一斉に開かれた。人手不足を背景に学生有利の「売り手市場」が続く中、アバター(分身)社長との交流など、自社アピールに工夫を凝らすケースも目立った。
東京都港区のNEC本社では、森田隆之社長を模した人工知能(AI)アバターが登場。学生の質問に、本人さながらの回答で会場を沸かせた。車いすテニスの国枝慎吾さんもゲストで登壇し、参加した本間葵さん(22)は「失敗を恐れずに挑戦していけたら」と意気込みを語った。
みずほフィナンシャルグループの内定式では、約1000人の参加者が折り紙で同時にハートを作るギネス記録に挑戦した。ギネス認定証を代表で受け取った岡柊太さん(21)は「この仲間と頑張っていこうという強い気持ちが芽生えた」と話した。
全日本空輸(ANA)が東京ビッグサイト(江東区)で開いた式には、客室乗務員やパイロットに内定した約800人が参加。井上慎一社長は「よくぞANAを選んでいただいた」と歓迎した。
看板商品のポテトチップスが9月で発売50年の節目を迎えたカルビー。商品開発コースに内定した山崎彩さん(23)は「素材を生かしたものや機能性を付与した食品を作りたい」と目を輝かせた。
【時事通信社】 〔写真説明〕NECの内定式に登場した森田隆之社長のアバター=1日午前、東京都港区 〔写真説明〕NECの内定式に参加した元車いすテニス選手の国枝慎吾さん(右から3人目)ら=1日、東京都港区 〔写真説明〕全日本空輸の内定式で、あいさつする井上慎一社長=1日午後、東京都江東区 〔写真説明〕みずほフィナンシャルグループの合同内定式で、ギネス記録挑戦のため折り紙をする内定者=1日午後、東京都港区
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