- 2025/10/02 掲載
東京株式市場・大引け=5日ぶり反発、半導体株が押し上げ TOPIXは続落
半導体関連株では、指数寄与度の高いソフトバンクグループ、東京エレクトロンが5─7%超高となり2銘柄で日経平均を413円程度押し上げたほか、キオクシアホールディングスがストップ高、ディスコが11%超高と軒並み急騰した。
市場では「半導体関連株にとって追い風となる好材料が相次いだ」(国内証券ストラテジスト)との声があった。米半導体大手インテルがアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)を受託生産(ファウンドリー)の顧客に加える方向で協議を進めていると報じられたほか、韓国のサムスン電子とSKハイニックスが、対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を手がける米オープンAIにメモリーチップを供給する意向書を交わしたとの発表があった。
半導体関連株がけん引する形で日経平均が底堅く推移する一方、TOPIXは小幅安となった。市場では、日銀の10月利上げ観測が強まっているほか、週末に自民党総裁選を控えているため「日本株全体的には見極めムードになりやすい」(野村証券の秋山渉投資情報部ストラテジスト)との見方があった。
TOPIXは0.24%安の3087.4ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.23%安の1589.58ポイントだった。プライム市場の売買代金は5兆4768億1000万円だった。東証33業種では、値下がりが電気・ガス、サービス、空運など17業種、値上がりは医薬品、非鉄金属、精密機器など16業種となった。
そのほか主力株では、第一三共、三井金属が大幅高となった半面、東京電力ホールディングス、トレンドマイクロが急落した。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.69%安の715.09ポイントと、4日続落した。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが546銘柄(33%)、値下がりは1033銘柄(63%)、変わらずは37銘柄(2%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 44936.73 +385.88 44736.03 44,659.22─45,125.96
TOPIX 3087.40 -7.34 3094.38 3,072.20─3,106.36
プライム市場指数 1589.58 -3.74 1594.14 1,581.72─1,599.32
スタンダード市場指数 1455.43 +1.68 1459.19 1,452.59─1,464.98
グロース市場指数 932.64 -5.92 942.20 927.72─947.03
グロース250指数 715.09 -4.97 722.84 710.32─726.88
東証出来高(万株) 251065 東証売買代金(億円) 54768.10
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