- 2025/10/02 掲載
ブラックロック傘下GIP、米電力AESの買収交渉=関係者
[1日 ロイター] - 米資産運用大手ブラックロック傘下のインフラ投資企業、グローバル・インフラストラクチャー・パートナーズ(GIP)は、米電力会社AESの買収交渉を進めている。事情に詳しい関係者が1日明らかにした。
AESは約290億ドルの連結債務を抱え、1日終値時点の時価総額は109億4000万ドルだったため、買収時の評価額は400億ドルを超える公算が大きい。GIPによる買収が実現すれば、米上場電力会社が関係するM&Aとしては過去最大級になる可能性がある。
2人の関係者は、今後数週間で合意が発表される事態があり得る一方、交渉が不調に終わる余地も残っていると述べた。
AESとGIPはいずれもコメントを拒否した。
人工知能(AI)利用とデータセンターの設置拡大に伴う電力需要の急増を受け、投資家の間で電力業界への関心が強まり、M&Aが活発化している。
南部バージニア州アーリントンに本社があるAESの発電量は3万6000メガワット超で、過去1年間に再生可能エネルギー部門が大きく成長。7月に発表した第2・四半期利益は市場予想を上回った。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR