- 2025/10/03 掲載
利下げは「保険的措置」、今後は慎重姿勢を=ダラス連銀総裁
[2日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のローガン総裁は2日、米連邦準備理事会(FRB)の先月の会合での利下げ決定は、労働市場の急激な悪化に対する「保険」として適切だったとの見解を示した。一方、インフレ率は目標を上回っており、上振れ傾向にあることから、今後の追加利下げには「慎重」になる必要があるとの考えを示した。
ローガン総裁はテキサス大学オースティン校経営大学院で、金融政策は適切に調整し、金融緩和を過度に続けないようにする必要があると指摘。「そうしなければ方針転換を余儀なくされ、物価安定を回復する上で非常に大きな苦痛を伴うことになる」と述べた。
また、最近は関税措置が財(モノ)のインフレによるインフレ率の上昇に寄与しており、インフレ期待の上昇リスクに警戒する必要があると指摘。関税による価格上昇が一回限りであっても、不確実性が続くほどインフレ期待へのリスクは高まると述べた。
失業率については、若干上昇するものの、それほど急激に上昇することはないとの予想を示した。
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