• 2025/10/03 掲載

EV分野の脱中国化で欧州と南アの協力必要、BMW幹部が主張

ロイター

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[ゲベラ(南アフリカ) 2日 ロイター] - ドイツ高級自動車メーカー、BMWのピーター・バン・ビンスベルゲン南アフリカ部門最高経営責任者(CEO)は1日のインタビューで、電気自動車(EV)分野の中国依存脱却に向けて「南アフリカは欧州と協力し、車載電池などを含めたEVの代替的なバリューチェーン構築戦略を打ち出せる。それは中国に代わるバリューチェーンを世界に提供することになる」と語った。

中国は世界の車載単電池生産で支配的地域を築いており、特に欧州向け輸出では、一部の自動車メーカーが原産地規則の要件を満たすのが難しくなっている。

バン・ビンスベルゲン氏は「電池が欲しければ中国製になる。われわれはこの構図を是正する必要がある」と述べ、政府に国家戦略の整備を要望した。

南アはアフリカ最大の自動車生産拠点で、米フォード・モーター やドイツのフォルクスワーゲン、トヨタ自動車などが現地および欧州市場向けに複数のモデルを生産。英国と欧州連合(EU)で使用されている自動車を合計すると、半分近くは南ア生産車だ。

政府としても世界のEV供給網で大きな役割を果たせる態勢を築きたい意向だが、業界からは南アが潜在力を発揮するには政策面の透明性向上とより多くの投資が求められるとの声が出ている。

フォードのアフリカ法人のニール・ヒル社長は、ラマポーザ大統領が消費者への補助金支給の可能性や新エネルギー車生産奨励計画にハイブリッド車とプラグインハイブリッド車を含める方針を表明したにもかかわらず、新エネルギー車に関する計画が進展していない点を各メーカーが懸念していると明かした。

ヒル氏によると、路上を走るEVはエチオピアで既に10万台を超えたが、南アではまだ4000台余りに過ぎないという。

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