• 2025/10/06 掲載

ECB、インフレリスクの変化を注視=レーン専務理事

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[フランクフルト 6日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミストであるレーン専務理事は6日、ユーロ圏のインフレに関するリスクバランスの変化を引き続き注視する考えを示し、インフレ率が目標を下回るリスクが高まれば、追加緩和の根拠が強まると述べた。

フランクフルトで講演し「リスクバランスの変化はECBの金利判断にも影響する」と指摘。「インフレ率が目標を下回る下振れリスクの発生確率や規模が増す場合、中期的な物価目標の確実な達成に向け、政策金利を小幅に引き下げるのが適切だと主張できる」と語った。

「一方で、インフレ率が目標を上回る上振れリスクの可能性や規模が増すのであれば、短期的には現在の政策金利を維持することが適切であることを示唆している」とも述べた。

金融市場は年内に追加利下げが行われる可能性はほとんどないとみている。

ECBのデギンドス副総裁はマドリードのイベントで「インフレに対するリスクは均衡しており、物価安定目標が確保されるというわれわれの予測はある程度実現しつつあると言えるだろう」と述べた。

「最近のインフレ動向を踏まえると、現在の(金利)水準は適切だと考えている」と語った。

レーン氏はまた、ユーロ高は今後数年にわたり経済活動とインフレに影響し、為替変動の根本要因が物価への衝撃の大きさを左右するとの見方を示した。

「もしユーロ高が主要貿易相手国の景気減速や、海外金融市場でのリスクプレミアム上昇に伴うポートフォリオの再調整といった外部要因によるものであれば、こうした影響は平均より大きくなるだろう」と述べた。

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