- 2025/10/09 掲載
米国株式市場=S&P500・ナスダック最高値、ハイテク株が高い
[ニューヨーク 8日 ロイター] - 米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が反発し、終値での過去最高値を更新して取引を終えた。利下げ見通しの手掛かりを得ようと米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に関心が集まる中、ハイテク株に買いが入った。 人工知能(AI)関連の大型株への買いを追い風に、ナスダックが1%超上昇。ダウ工業株30種はほぼ横ばいで引けた。 半導体株がアウトパフォームした一方、エネルギーや主要消費財、住宅建設は下落。米抵当銀行協会のリポートによると、先週の住宅ローン需要は金利の低下にもかかわらず4.7%減少した。 USバンク・ウェルス・マネジメントの資本市場調査責任者ビル・メルツ氏は「AI分野に関連した取引発表が次々と行われており、積極的な成長というテーマが続いている」と述べた。
米政府閉鎖が8日目に入り、公式経済指標の発表が行われない中、市場の関心は米連邦準備理事会(FRB)が公表した9月16─17日のFOMC議事要旨や、来週始まる第3・四半期決算シーズンに集まった。 議事要旨によると、大半の当局者は雇用市場への下振れリスクが高まり、利下げが正当化されるという見解で一致した。同時に、インフレが目標の2%を上回って推移し、関税措置を巡る不確実性が続いている状況を踏まえ、「参加者の大多数はインフレ見通しの上振れリスクを強調した」という。
金価格の高騰を受け、金鉱山大手ニューモントが1.7%高、ゴールド・フィールズが3.7%高となった。
パソコン大手のデルは複数の証券会社による目標株価引き上げを受けて9.1%上昇した。
「空飛ぶクルマ」開発のジョビー・アビエーションは8.1%安。7日に直近終値を10.9%下回る水準で5億1400万ドル相当の株式を売却したことが重しとなった。
半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は11.4%高で3日続伸。週初からは43%超上昇している。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄が値下がり銘柄を1.74対1の比率で上回った。ナスダックでも1.81対1の比率で値上がり銘柄が多かった。 米取引所の合算出来高は207億株。直近20営業日の平均は196億3000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 46601.78 -1.20 0.00 46649.32 46816.28 46498.39
前営業日終値 46602.98
ナスダック総合 23043.38 +255.02 +1.12 22852.32 23045.14 22845.42
前営業日終値 22788.36
S&P総合500種 6753.72 +39.13 +0.58 6723.87 6755.64 6718.09
前営業日終値 6714.59
ダウ輸送株20種 15782.87 +127.18 +0.81
ダウ公共株15種 1146.92 +5.75 +0.50
フィラデルフィア半導 6860.20 +225.43 +3.40
体
VIX指数 16.30 -0.94 -5.45
S&P一般消費財 1905.57 +10.70 +0.56
S&P素材 572.54 +2.97 +0.52
S&P工業 1316.67 +11.10 +0.85
S&P主要消費財 861.80 -4.50 -0.52
S&P金融 889.90 -4.69 -0.52
S&P不動産 259.51 -1.31 -0.50
S&Pエネルギー 680.67 -3.93 -0.57
S&Pヘルスケア 1684.64 +2.99 +0.18
S&P通信サービス 418.26 +0.08 +0.02
S&P情報技術 5749.95 +86.16 +1.52
S&P公益事業 460.97 +3.15 +0.69
NYSE出来高 12.20億株
シカゴ日経先物12月 ドル建て 48215 + 455 大阪比
限
シカゴ日経先物12月 円建て 48125 + 365 大阪比
限
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