- 2025/10/09 掲載
CO2削減目標、ハイブリッド車・代替燃料の役割拡大を=欧州自工会
[ブリュッセル 8日 ロイター] - 欧州自動車工業会(ACEA)は8日、欧州連合(EU)欧州委員会に対して、乗用車とバン、トラックに対する二酸化炭素(CO2)ガスの排出削減目標について、順守期間を延長するとともにハイブリッド車と代替燃料の役割を拡大することによって緩和するべきだと提案した。
欧州委は年末までに目標の見直しを実施する予定で、今回の提案は米関税措置が自動車産業部門を圧迫しており、中国が電気自動車(EV)市場で優位に立っている事情を考慮に入れた。
ACEAは2035年までに新車とバンのCO2排出を100%削減するという現行目標はもはや現実的でないと主張した。現行目標は30年に中間目標が設けられている。自動車メーカーは充電ステーションの不足や消費者需要の低迷のような自社の企業努力を超えた要因によって罰金を科されるリスクに直面していると述べた。
また、カーボンニュートラル燃料を使用する車両をEVと同等に扱うこと、グリーン・スチールの利用のような脱炭素化の取り組みにインセンティブを付与することも求めている。
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