- 2025/10/09 掲載
イタリア検察、トッズの司法管理求める 労働働搾取巡り
[ミラノ 8日 ロイター] - イタリアの検察当局は、サプライチェーンにおける労働搾取の疑いで、靴メーカーのトッズを司法管理下に置くよう求めている。これが認められれば、イタリアで同様の監督を受ける高級ブランドとしては6社目となる。
トッズはロイターに対し、法律を順守していると述べた。
これまで公表されていなかったサプライチェーンに関する捜査は、ロイターが8日に確認したイタリア最高裁判所の審理日程に関する決定で明らかになった。
検察は司法行政を求める要請は正当としつつも、この件の管轄はトッズが拠点を置くイタリア中部マルケ州にあるというミラノ裁判所の判断を不服として、最高裁に上訴。管轄権の所在を巡る争いとなっており、最高裁は審理日程を11月19日に設定した。
トッズはロイターの取材に対し、来月の審問について通知を受けたが、それ以上の詳細は知らないと述べた。
検察は、トッズがより高い利益を追求するためにサプライヤーの適切な監督を怠ったと主張しているが、トッズ自体は捜査対象ではなく、サプライチェーンの是正に焦点が当てられている。
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