- 2025/10/09 掲載
セブン&アイHD、通期営業益を下方修正 国内コンビニ下振れ
[東京 9日 ロイター] - セブン&アイ・ホールディングスは9日、2026年2月期の営業利益予想を4240億円から前年比4.0%減の4040億円へと下方修正した。増益から一転減益予想となった。国内コンビニエンス事業が下振れた。売上高に相当する営業収益も10兆7220億円から同11.8%減の10兆5600億円に引き下げた。
営業利益は、IBESがまとめたアナリスト16人の予想平均4164億円を下回った。
国内コンビニの苦戦が下方修正の主要因。セブンーイレブン・ジャパンの営業利益は計画を300億円引き下げた。既存店売上高計画を2.5%増から0.9%増へと修正したほか、商品粗利も0.1%のプラスから0.3%のマイナスとした。北米や豪州の計画は据え置いた。
同社では、国内コンビニ事業について「抜本的変革プログラムの推進と徹底を通じて売り上げと収益性を抜本的かつ持続的に改善する」とした。また、粗利益率の高い出来立て商品の全国展開などにより、来期は成長軌道に復帰するとしている。
一方、純益予想は2550億円から前年比53.1%増の2650億円へ上方修正した。純利益はIBESがまとめたアナリスト15人の予想平均2462億円を上回った。
2026年下期までに計画している北米事業のIPOについては、「プロジェクトを立ち上げ、実現に向けた実務ベースの準備を予定通り進行中」としている。
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