中国自動車販売、9月6.6％増に加速　ＢＹＤは1年半ぶり減少

［北京　１３日　ロイター］ - 中国乗用車協会（ＣＰＣＡ）が１３日発表したデータによると、９月の自動車販売台数は前年同月比６．６％増の２２７万台となり、伸び率は８月の４．９％から加速した。一部地方政府の下取り支援策停止を前に駆け込み需要が見られた。

電気自動車（ＥＶ）とプラグインハイブリッド車（ＰＨＶ）の販売は１５．５％増加し、全体の５７．２％を占めた。８月は７．５％増だった。

地方政府の下取り支援制度は上半期に自動車販売を促したが、足元は効果が薄れつつある。江蘇省と広西チワン族自治区などは先月、買い替え補助制度の停止を発表。今月には浙江省の温州市や杭州市など、さらに多くの都市がこの動きに加わった。

９月は比亜迪（ＢＹＤ）の販売台数が月間で昨年２月以来初めて減少した。国内市場シェアは１４％で、前年同月の１８％から縮小した。

吉利、浙江零?科技（リープモーター）、小鵬汽車（シャオペン）、小米がアウトパフォームし、過去最高の販売台数を記録した。

米テスラ は０．９％減と３カ月連続で減少した。同社の９月の中国製ＥＶ輸出は１万９２８７台だった。

ＣＰＣＡによると、中国自動車輸出の伸びは８月の２０．２％から２０．７％に加速した。