- 2025/10/14 掲載
再送-ロシュとリリーのアルツハイマー病診断用血液検査、米FDAが承認
[13日 ロイター] - スイス製薬大手ロシュ・ダイアグノスティックスは13日、米食品医薬品局(FDA)が、同社と提携先の米同業イーライリリーが共同開発したアルツハイマー病の早期診断を補助する血液検査を承認したと発表した。
FDAは5月、アルツハイマー病診断用血液検査としては初となる、検査大手、富士レビオ傘下の富士レビオ・ダイアグノスティクスの血液検査を承認した。
ロシュの検査「エレクシス」は、アルツハイマー病に関連する主要タンパク質を測定する。認知機能低下の徴候、症状または訴えがある55歳以上の患者を対象としている。
従来の検査は費用がかさむか不快感を伴うことが多いため、血液検査は疾患の診断を迅速化して、米バイオジェンとエーザイの「レケンビ(一般名レカネマブ)」や、イーライリリーの「ケサンラ(一般名ドナネマブ)」などの治療薬を利用しやすくする可能性がある。
ロシュによると、被験者312人が参加した臨床試験で、エレクシスは97.9%の陰性適中率でアルツハイマー病を除外できた。
バイオジェンは7月、血液検査の実施率向上により、レケンビの普及が進んだと述べた。
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