- 2025/10/16 掲載
米ファンドのアポロ、GPIF元CIOの植田氏をアジア統括に起用
[東京 16日 ロイター] - オルタナティブ資産運用大手のアポロ・グローバル・マネジメントは16日、前年まで年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の最高投資責任者(CIO)を務めた植田栄治氏をアジア太平洋地域統括責任者に任命したと発表した。植田氏は同社のパートナーにも就任する。
植田氏はゴールドマン・サックスで約30年にわたり東京や香港などで勤務し、債券・為替・商品(FICC)部門責任者やアジア太平洋地域リスク委員会議長などを歴任。GPIFでは市場変動下でのポートフォリオ改革を主導し、安定した運用成果を上げた。
アポロのジム・ゼルター社長は「アジア太平洋はアポロの次の成長章における中核。植田氏の経験とリスク管理能力が、地域での拡大をさらに加速させる」とコメントした。
アポロは2022年以降、アジアで従業員数を約80人から150人超に倍増。過去12カ月で110億ドル超の案件を組成し、年金再保険事業では累計190億ドル相当を引き受けたとしている。日本でも、傘下のアテネがFWD生命との終身保険契約のブロック再保険取引契約を締結するなど、保険分野での展開を進めている。
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