- 2025/10/20 掲載
英中銀、金融政策判断をより詳細に説明へ 11月から
英中銀は元米連邦準備理事会(FRB)議長のバーナンキ氏が昨年公表した、世界経済を巡る不確実性の高まりに対応するための予測方法とコミュニケーションプロセスの見直しに関する報告を受けて、具体的な措置を講じているという。
その結果、金融政策委員会(MPC)は四半期ごとの金融政策報告書で説明欄の利用を拡大し、リスクとシナリオに関する新たなセクションを設けることで、議論に使われる幅広い情報について説明することになる。
また、MPCの議事要旨には9人のメンバーそれぞれが自身の政策見解を説明するスペースが設けられる。
英中銀は、2022年にロシアのウクライナ侵攻を受けた欧州のエネルギー価格高騰を背景にインフレ率が10%を超えた際、他の中銀と同様に予測とコミュニケーション戦略を厳しく批判された。
次回の政策発表は11月6日に予定されている。インフレ圧力の持続性について見極めるため、政策金利は据え置かれるとの見方が大勢だ。
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