• 2025/10/20 掲載

ユーロ圏、底堅いが再生へ断固とした政策転換必要=フィンランド中銀総裁

ロイター

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[ワシントン 17日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのレーン・フィンランド中銀総裁は17日、世界的な混乱の中でユーロ圏経済は持ちこたえているが、成長率は緩やかで、域内の再生には断固とした政策転換が必要だという見解を示した。

欧州経済は今年、予想以上に堅調となっており、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)時のように、懸念されていたよりもショックにうまく耐えられる可能性があるとの見方が出ている。

レーン氏はワシントンのピーターソン研究所で講演し、「欧州経済は驚くべき強靭性を示している。しかし、そしてこれが重要な『しかし』だが、強靭性とダイナミズムは同じではない。欧州の成長は安定しているが、むしろ緩やかだ」と語った。

レーン氏は、強靭性を、ユーロ圏と通貨ユーロの世界的な役割強化に必要なダイナミズムに変換する鍵の一つとして、共同防衛支出を挙げた。

ロシアによるウクライナ戦争を考慮すれば、防衛支出拡大は極めて重要であり、技術的な波及効果を伴うイノベーション、産業、そして強靭性への投資だと述べた。

同時に、共同支出はユーロ圏にとって重要な財政的な柱にもなると指摘。「われわれの資本市場の統合に役立ち、ユーロに米国債に匹敵する真のベンチマークとしての機能を与えるだろう」と述べた。

また、長らく停滞している貯蓄投資同盟を完成する必要性や、金融主権においてデジタルユーロが果たす役割についても強調した。

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