- 2025/10/24 掲載
ソフト99の大株主、TOB応募先をMBO側からエフィッシモに変更
[東京 24日 ロイター] - ソフト99コーポレーションがMBO(経営陣が参加する買収)のため実施中の株式公開買い付け(TOB)を巡り、大株主のKeePer技研は24日、同TOBに応募するとしていた方針を変更し、エフィッシモ・キャピタル・マネジメントが実施中のTOBに応募すると発表した。
ソフト99は、1株2465円でTOBを開始したが、エフィッシモが「著しく割安」「安価なMBO成立を優先している」と批判し、対抗する形で1株4100円で9月中旬からTOBを実施。ソフト99は今月17日、買い付け価格を2680円に引き上げ、買い付け期間を同31日まで延長していた。
KeePer技研は変更理由について、1株当たり1420円高いTOB価格を提示するエフィッシモのTOBに応募することが自社の企業価値向上、株主の利益の観点から最善との判断にならざるを得ないと結論付けたと説明している。
ソフト99と応募契約を締結していることについては、契約締結当時から「説明を受けていた前提やソフト99を取り巻く状況からは大きな変化が生じており、本応募契約の有効性自体にも疑義があり得る」と説明。MBO側に応募することは正当化できないとした。
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