- 2025/10/27 掲載
東京株、初の5万円台=米株高、米中対立緩和を好感
週明け27日の東京株式市場で、日経平均株価が史上初めて5万円台に乗せた。米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げ期待を背景とした米国の株高が好感され、朝方から買いが先行。米中対立への懸念後退も投資家心理を上向かせた。取引時間中の最高値を更新し、上げ幅は一時前週末比1000円を超えた。午前10時時点では770円30銭高の5万69円95銭。
前週末24日の米国市場では9月の消費者物価指数(CPI)の伸びが市場予想を下回り、FRBの追加利下げ観測が強まった。これを受け、優良株で構成するダウ工業株30種平均など主要株価指数が最高値を更新。この流れを引き継ぎ、27日の東京市場でも幅広い銘柄が値上がりした。
また、米政府が11月から中国に課すとしていた100%の追加関税について、ベセント米財務長官が「回避される」などと発言。米中対立激化への警戒感が和らぎ、市場に安心感が広がった。
【時事通信社】 〔写真説明〕5万円を超えた日経平均株価を示すモニター=27日午前、東京都中央区 〔写真説明〕日経平均株価が史上初めて5万円を超え、東京都内の証券会社で割られたくす玉=27日午前、東京都中央区の岩井コスモ証券
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