- 2025/10/28 掲載
アマゾン、インド販売業者の輸出総額200億ドル突破 米関税発動でも
[ニューデリー 27日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コムは27日、インドの販売業者の輸出総額が200億ドルを超えたと発表した。このうち今年の輸出額は約70億ドル。小規模事業者は8月に導入された米国の新たな輸入関税の影響を相殺しようと取り組んでいる。
同社は、長期的な成長に引き続き自信を持っており、化粧品、玩具、家具、衣料品に対する世界的な需要の高まりを追い風に、2030年までに輸出額800億ドルを達成するという新たな目標を設定したと述べた。
米国が8月27日から特定の製品に対する関税を2倍の50%に引き上げたことで、インドでは多くの職人や中小企業が影響を受けた。
しかしアマゾンの幹部は、輸出への全般的な影響は限定的だと述べた。
アマゾン・グローバル・セリング・インドの責任者、スリニディ・カルバプディ氏はインタビューで、「われわれは短期的な貿易の逆風ではなく、管理可能な要素に焦点を当てている」と指摘。
「長期的な展望は循環的なものではなく構造的で、電子商取引の輸出に関してはまだ始まったばかりだ」と語った。
同氏によると、アマゾンの輸出業者は1年間で33%増加し、約20万に達した。デリー、ウッタル・プラデシュ州、タミル・ナードゥ州、マハラシュトラ州、ラジャスタン州、グジャラート州、ハリヤナ州を含む28の州と7つの連邦直轄領に広がっているという。
また、パニパット、バドヒ、カルールなど小規模都市からの出荷が増加したことで、輸出総額200億ドルという25年末の目標が前倒しで達成されたという。
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