- 2026/03/10 掲載
元メタAI科学者の新興企業、10.3億ドル調達 LLM代替手法を模索
[10日 ロイター] - 米メタ・プラットフォームズの元チーフAI(人工知能)サイエンティスト、ヤン・ルカン氏が創業した新興企業アドバンスト・マシン・インテリジェンス(AMI)が10日、10億3000万ドルを調達したと発表した。企業価値は調達前の段階で35億ドルと評価された。
推論や計画立案、現実世界を理解する「世界モデル」を中心に構築するAIシステムの商業化を目指す。ルカン氏は現在の大規模言語モデル(LLM)では人間レベルの推論能力や自律性に及ばないと考えている。
同氏は2013年にメタに入社し、後にFAIRと改名されるフェイスブックAIリサーチを設立。同社を代表するAI研究者の1人となったが、25年に退任した。
ルカン氏はロイターとのインタビューで、AMIは複雑な実世界環境で推論や計画を行えるシステムの構築を目指すと述べた。また、次の単語やピクセルを予測する現行のAI手法では、汎用性の高い知能エージェントを生み出せないと指摘した。
短期的には製造業、自動車メーカー、航空宇宙企業、バイオメディカル企業、製薬会社など複雑なシステムを運用する組織を顧客とすることが目標だとし、「応用の種類を問わず、知能システムの主要なプロバイダーとなることを目指す」と語った。
今回の資金調達ラウンドはキャセイ・イノベーション、グレイクロフト、ヒロ・キャピタル、HVキャピタル、ベゾス・エクスペディションズが共同で主導した。
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