- 2025/11/04 掲載
パランティア、第4四半期売上高見通しが予想上回る AI需要で
[3日 ロイター] - 米データ解析企業パランティア・テクノロジーズは3日、第4・四半期の売上高が13億2700万─13億3100万ドルになるとの見通しを示した。人工知能(AI)の急速な普及により同社のデータ分析サービスへの企業や政府からの需要が高まるとみている。
見通しはLSEGがまとめたアナリストの予想平均(11億9000万ドル)を上回った。通常取引で過去最高値を付けたパランティア株は引け後の時間外取引で不安定な展開の中、1%上昇した。
AIバブルを巡る懸念が高まる中、同社株は今年2倍以上に値上がりし、エヌビディアやS&P総合500種の上昇率を上回っている。
パランティアの見通しは増収率が第 3・ 四半期の63%から61%程度へとわずかに鈍化することを示唆しており、カーソン・グループのアソシエート・ポートフォリオマネジャー、ブレイク・アンダーソン氏は「割高なバリュエーションを考えると懸念材料だ」と語った。
一方、DAデビッドソンのアナリスト、ギル・ルリア氏は今回の決算について、「前例のない高い評価水準」の株価を維持するのに必要な期待に十分応えるものだとの見方を示した。
パランティアはまた、通期の売上高見通しを43億9600万─44億ドルに引き上げた。従来予想は41億4200万─41億5000万ドルだった。
同時に発表した第3・四半期決算は調整後1株利益が0.21ドルとなり、市場予想の0.17ドルを上回った。
売上高は11億8000万ドルで、こちらも市場予想の10億9000万ドルを上回った。
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