- 2025/11/06 掲載
米BofA、利益率16─18%に 投資家に中期目標公表
[5日 ロイター] - 米金融大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)は5日、ボストンで投資家向け説明会を開き、収益性の目安となる有形普通株主資本利益率(ROTCE)の中期目標を16─18%にすると明らかにした。2025年7─9月期の15.4%から高める計画で、ブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)が市場シェアを底上げするための投資や事業拡大戦略と合わせて公表した。
アーガス・リサーチのアナリスト、スティーブン・ビガー氏は、この目標に関して「業界の中では上位で、達成可能とみられるが、強気なものではない」と述べた。バークレイズのアナリストは、あと100ベーシスポイント(bp)程度高くできたとの見方を示した。競合JPモルガン・チェースの足元のROTCEは20%。
BofAは新計画の一環として、28年までに米南部や中西部の4州に合計で6つの拠点を置き、計2220億ドルの預金獲得を目指す。投資銀行業務では今後3─5年間で手数料収入のシェアを50─100bp拡大。トレーディング部門の市場シェアは現在の7.6%から、中期的に9%とすることを目指す。
純金利収入(NII)が今後5年間で年率5─7%増加するとしたほか、1株当たり利益は12%超の伸びを見込んでいる。
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