- 2025/11/07 掲載
追加利下げ不要、インフレ高止まり=米クリーブランド連銀総裁
[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のハマック総裁は6日、米国のインフレ率が高止まりしていることを踏まえ、連邦準備理事会(FRB)は追加利下げを実施するべきではないとの考えを示した。
ハマック総裁はニューヨークのエコノミック・クラブでの講演で「高インフレを引き続き懸念しており、金融政策はそれに対応するものでなくてはならない」と指摘。「先週の連邦公開市場委員会(FOMC)後、FRBの金融政策はほとんど引き締め的ではなくなったと考えている」とし、一段の利下げを実施すべきか、現時点で自分自身にとっては明確ではないと語った。
ハマック総裁は今年のFOMCで投票権を持っていない。
FRBは10月28─29日に開いたFOMCで0.25%ポイントの利下げを決定。パウエルFRB議長は政府機関の一部閉鎖が続く中で指標の不足により経済の実態を巡る不透明感が払拭されなければ、これが今年最後の利下げになる可能性を示唆した。
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