- 2025/11/07 掲載
独財務相、鉄鋼産業保護のため「欧州製品の優先採用」を訴え
同席したメルツ首相は、欧州連合(EU)の鉄鋼分野を保護するEUの計画を支持するとし、フランスとドイツが連携した推進策が加わる可能性があると明らかにした。
EU欧州委員会は10月、関税を免除する輸入鉄鋼割当量をほぼ半減し、割当量を超える輸入品への関税を50%に倍増することを提案した。
メルツ氏は「欧州レベルで提案があり、わが国はそれを支持したいと考えている」とし、「フランスと協力し、プロセス全体を加速できるかどうかについても議論が及んだ」と説明した。
輸出主導型のドイツ経済は過去20年間、低い貿易障壁の最大の受益国の1つだった。このため、同国の政党の大半はこれまで保護主義に反対してきた。
しかし、現在はドイツのメーカーと規制当局は、中国などからの輸入品との競争や、トランプ米大統領が課した関税による貿易への悪影響に懸念を強めている。
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