• 2025/11/10 掲載

午前の日経平均は反発、ハイテク株買い戻し 米政府再開期待も支援

ロイター

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Hiroko Hamada

[東京 10日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反発し、前営業日比490円52銭高の5万0766円89銭となった。前週末の反動でハイテク株に買い戻しが入ったほか、個別物色が活発となり、相場を押し上げた。米政府閉鎖解消への期待が高まったことも投資家心理を支え、日経平均は一時600円超高となった。

日経平均は前営業日比368円高でスタートした後、上げ幅を拡大し、前場後半に637円高の5万0913円90銭まで上昇した。前週末にハイテク株を中心に下落した反動で、買い戻しが先行した。企業の決算発表が終盤戦に入る中、好業績銘柄への買いも強まった。ただ、上昇一服後は5万0800円近辺を軸にもみ合いが続いた。朝方には10月の日銀の金融政策決定会合の主な意見が公表されたが、相場への影響は限定的だった。

市場では「ハイテク株の調整に加えて米政府閉鎖が長期化していたことも相場の重しとなっていたので、政府閉鎖解消への期待が高まったことが好感された」(GCIアセットマネジメントのポートフォリオマネージャー・池田隆政氏)との声が聞かれた。一方、「明日はソフトバンクグループの決算発表を控え、次第に見送りムードとなりやすい」(池田氏)という。

目先の日経平均については「ひとまず5万円台で値固めできるか注目される」(国内運用会社・チーフストラテジスト)との指摘があった。

TOPIXは0.26%高の3307.39ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は2兆9192億3500万円だった。東証33業種では、石油・石炭製品、鉱業、非鉄金属など21業種が値上がり。その他製品、サービス、輸送用機器など12業種は値下がりした。

個別では、前週末に決算を発表したメルカリが14%超高と大幅上昇した。オリンパスやTOWAも大幅高。一方、オムロンやホンダは大幅安となった。

指数寄与度の高いアドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクグループは堅調。3銘柄で日経平均を433円ほど押し上げた。

プライム市場の騰落数は、値上がり1181銘柄(73%)に対し、値下がりが375銘柄(23%)、変わらずが56銘柄(3%)だった。

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