- 2025/11/11 掲載
米国株式市場=上昇、エヌビディアやパランティアが高い 政府再開に期待
[10日 ロイター] - 米国株式市場は連邦政府機関閉鎖の終結に向けた議会での進展を受け、上昇して取引を終えた。エヌビディアやパランティアなど人工知能(AI)関連株が上げを主導した。
連邦政府資金を回復させる妥協案が9日夜に上院の最初のハードルをクリアし、過去最長となっている政府閉鎖が今週中に終わる可能性がある。ただ、議会がいつ最終承認するかは不明だ。
ノースライト・アセット・マネジメントのクリス・ザッカレリ最高投資責任者(CIO)は「政府閉鎖は人々の予想よりもずっと長く続いた。航空便が欠航になり、経済に広範囲な影響を与える可能性などの懸念があった」と指摘した。
このところ売り込まれていた大型ハイテク株が反発した。S&P総合500種の情報技術セクターは先週、4.2%下落した。
半導体大手エヌビディアは5.8%、データ解析企業パランティアは8.8%、電気自動車(EV)大手テスラは3.7%、それぞれ上昇した。
ベアードの投資戦略アナリスト、ロス・メイフィールド氏は「これは先週やや売られすぎた後の反発だ。ハイテク・AI分野で『押し目買い』という格言が実際に素早く作用した例が改めて示された。AIというテーマには構造的に影響を与えるものは何もない。実際、このセクターの多くの決算報告は非常に好調だ」と語った。
小型株で構成されるラッセル2000は0.9%上昇、フィラデルフィア半導体指数は3%上昇した。
政府による減便措置や航空管制官の欠勤で米国内の空の旅に影響が出る中、航空株は圧迫された。ユナイテッド航空は1.3%安、アメリカン航空は2.5%安。
関係者によると、共和党は党指導部に反発した一部の民主党議員との合意に基づき、与野党対立の争点となってきた医療保険制度改革法(ACA、通称オバマケア)に基づく補助金延長に関する採決を12月に行うことに同意した。
これを受けて医療保険株は下落し、センティーンは8.8%安、ヒューマナは5.4%安、エレバンス・ヘルスは4.4%安。
製薬大手ファイザーによる総額100億ドルの買収提案を受け入れたバイオテック企業メッツェラは14.8%下落した。
イーライリリーはリーリンク・パートナーズによる投資判断引き上げを受け、4.6%上昇し、過去最高値を更新した。
S&P500では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.7対1の比率で上回った。
米取引所の合算出来高は179億株。直近20営業日の平均は208億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 47368 +381 +0. 47095 4741 46934
.63 .53 81 .06 2.89 .35
前営業日終値 46987
.10
ナスダック総合 23527 +522 +2. 23354 2356 23290
.17 .64 27 .85 9.62 .05
前営業日終値 23004
.54
S&P総合500種 6832. +103 +1. 6785. 6841 6770.
43 .63 54 36 .32 56
前営業日終値 6728.
80
ダウ輸送株20種 16157 -51. -0.
.58 64 32
ダウ公共株15種 1123. -4.3 -0.
00 9 39
フィラデルフィア半導体 7156. +209 +3.
95 .59 02
VIX指数 17.60 -1.4 -7.
8 76
S&P一般消費財 1961. +28. +1.
46 73 49
S&P素材 549.4 +5.7 +1.
8 0 05
S&P工業 1304. +7.5 +0.
56 7 58
S&P主要消費財 852.5 -2.8 -0.
5 8 34
S&P金融 880.0 +2.8 +0.
7 7 33
S&P不動産 259.7 -0.3 -0.
7 7 14
S&Pエネルギー 691.0 +6.2 +0.
0 8 92
S&Pヘルスケア 1715. +13. +0.
19 55 80
S&P通信サービス 433.1 +10. +2.
9 70 53
S&P情報技術 5860. +152 +2.
37 .72 68
S&P公益事業 454.6 -0.5 -0.
0 3 12
NYSE出来高 13.23
億株
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 5133 + 大阪比
5 285
シカゴ日経先物12月限 円建て 5127 + 大阪比
5 225
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