- 2025/11/18 掲載
自動運転トラック、来年1月実証実験=いすゞ、「レベル4」27年度事業化へ
いすゞ自動車は18日、来年1月から高速道路での自動運転大型トラックの実証実験を始めると発表した。特定条件下で無人の自動運転が可能になる「レベル4」を想定し、自社グループ内で使用する修理部品などを輸送する。国内の物流業界における運転手不足を背景に、2027年度の事業化を目指す。
いすゞは18日、実証実験で使用する車両を、同社試験場(北海道むかわ町)で報道陣に公開した。25トンの大型トラック「ギガ」をベースに、車両ソフトウエアの開発を手掛ける米アプライド・イントゥイションと共同開発した。6台の高精度センサーや7台のカメラなどで周囲の状況を検知。搭載した衛星システムで車の位置を把握する。運転手は常にハンドルから手を離した状態で走行し、加速や減速、車線変更も操作は必要ない。
実証実験は、栃木市と愛知県一宮市の同社グループ施設間で実施。運転手は常時乗車するが、「レベル4」を想定し、自動運転を行う新東名高速道路の静岡県浜松と駿河湾沼津のサービスエリア間では、原則としてシステムに運転を委ねる。
【時事通信社】 〔写真説明〕いすゞ自動車の自動運転トラックに乗り、ハンドルから手を離して走行する運転手=18日午後、北海道むかわ町
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