- 2025/11/20 掲載
米ブルー・アウル、プライベートクレジットファンドの合併中止
[19日 ロイター] - オルタナティブ資産運用会社の米ブルー・アウルは19日、同社のプライベートクレジットファンド2本の合併を中止した。合併を控えてファンドの1つで資金引き出しを凍結する計画だったが、投資家が動揺して同社株の売りが加速したことが背景。株価は先週末から約8%下落している。
同社は今月、上場しているブルー・アウル・キャピタル・コープと非上場の事業開発会社(BDC)ブルー・アウル・キャピタル・コープIIの2つのデットファンドを合併させる計画を発表した。
ただ、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は16日、ブルー・アウル・キャピタル・コープIIの投資家が20%の損失を負い、2026年第1・四半期に予定される合併が完了するまで資本を引き出せない見通しだと報じた。
信用市場は、自動車部品メーカーのファースト・ブランズとサブプライム金融業者のトリコロールがこのほど破綻したことを受けて、すでに不安定化している。
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