- 2025/11/27 掲載
午前の日経平均は続伸、5万円を回復 米早期利下げ思惑が支援
日経平均は約300円高で寄り付いた後も上値を伸ばし、短時間で節目の5万円を回復した。一時763円高の5万0322円に上昇した。寄与度の高いアドバンテストやソフトバンクグループ、東京エレクトロンの3銘柄で日経平均を約500円、押し上げた。
買い一巡後は、高値圏でのもみ合いに移行した。5万0200円付近を通る25日移動平均線が抵抗線に意識され、利益確定売りが上値を抑えた。
市場の関心が寄せられた日銀の野口旭審議委員の発言が伝わり、ドル/円が上下する場面があったが、株価への影響は限定的だった。市場では「12月利上げへの地ならしが警戒されたが、ハト派寄りの発言もあり、過度な警戒感が緩和した」(しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹シニアファンド・マネージャー)との声が聞かれた。
TOPIXは0.49%高の3371.98ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆5105億0400万円だった。東証33業種では、値上がりは非鉄金属や電気機器、ガラス・土石製品など19業種、値下がりは医薬品や石油・石炭製品、水産・農林など14業種だった。
TDKやイビデンが大幅高。パナソニックホールディングスは年初来高値を更新した。一方、中外製薬やセコムが軟調。アサヒグループホールディングスは小安い。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが953銘柄(59%)、値下がりは584銘柄(36%)、変わらずは65銘柄(4%)だった。
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