- 2025/11/27 掲載
トヨタ、10月世界販売2.1%増・生産3.8%増と過去最高 北米好調
[東京 27日 ロイター] - トヨタ自動車が27日に発表したトヨタ単体(レクサス車を含む)の2025年10月の世界販売は前年同月比2.1%増の92万2087台、世界生産は同3.8%増の92万6987台だった。世界販売は10カ月連続で前年を上回り、10月として過去最高。世界生産は5カ月連続で前年超えとなり、単月として過去最高だった。
北米での好調などで海外販売は3.3%増え、10月として過去最高となった。海外生産は2.2%増と9カ月連続で前年を超えた。トランプ米大統領の関税政策の影響で懸念された日本から米国向けの輸出は34.3%伸長した。
北米での販売は12.7%増、生産は15.6%増だった。リコール(回収・無償修理)で昨年生産を停止していたスポーツ用多目的車(SUV)の「グランドハイランダー」や「レクサス・TX」の販売が回復したほか、ハイブリッド車(HV)が好調だった。
一方、中国での販売は6.6%減少。HVや電気自動車(EV)「bZ3X」などの好調は続いたものの、全体としては補助金政策の打ち切り地域拡大や新規政策を期待する顧客の増加が影響し、生産も6.4%減った。
日本での販売は4.2%減と4カ月連続で前年を割り込んだが、生産は6.8%増と3カ月連続で前年を超えた。昨年の認証問題からの回復のほか、新型「クラウンエステート」などが好調だった。
HVを含む電動車の世界販売は0.8%増の42万8124台で、新車に占める電動車比率は46.4%だった。HVは2.8%減、EVは74.4%増だった。
ダイハツ工業と日野自動車を含むグループ全体は、世界販売が3.0%増の100万3631台、世界生産が3.1%増の105万3356台だった。いずれも10カ月連続で前年を上回り、10月として過去最高となった。世界販売は3月以来の100万台の大台回復となったほか、世界生産は2カ月連続での100万台超えとなった。
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