- 2025/12/30 掲載
午後3時のドルは156円近辺、フロー主導で上下動 値幅約40銭
[東京 30日 ロイター] -
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 156.04/156.05 1.1775/1.1776 183.77/183.79
午前9時現在 155.99/156.00 1.1771/1.1774 183.67/183.69
NY午後5時 156.04/156.08 1.1772/1.1773 183.73/183.83
午後3時のドルは、前日ニューヨーク市場終盤とほぼ変わらずの156円近辺で推移している。市場参加者が少なく、新規材料も見当たらない中、フロー主導で上下する場面がみられた。
朝方は156円近辺で売買が交錯していたドルは、仲値公示にかけて156円前半へと上昇。午後に入ると午前の上昇分を帳消しにするなど、フロー主導で上下動した。年内は投機筋などによるポジション構築の動きも限られるとみられ、きょうこれまでの値幅は40銭ほどにとどまっている。
ドルの高値圏で一時期強まりつつあった為替介入への警戒感も後退している。「ドルが158円を狙うような動きが年末年始に続けば(介入への)警戒も強まっていただろうが、相場は落ち着いてきている」(みずほ銀行国際為替部為替スポットチームディレクターの南英明氏)との声が聞かれる。
ドル/円は、このまま157円を下回って今年の取引を終えれば、5年ぶりに「陰線」となる見通し。米国の利下げや利上げ継続姿勢の日銀など、ファンダメンタルズ面でドル売り/円買いの材料も多い中でも大きくドル/円が下がることはなく、現在の水準であれば辛うじて陰線となる形だ。
市場では「ドルが安い中でもドル/円が下がらないのは、円の弱さを物語っている」(FX会社シニアアナリスト)との見方も聞かれた。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR