• 2026/01/23 掲載

世界秩序は変化「断絶ではない」、ECB総裁が加首相と異なる見解

ロイター

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[ダボス(スイス) 23日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は23日、現在の世界秩序は変化しつつあるが変革は断絶ではないとし、「断絶期にある」としたカナダのカーニー首相とは見解を異にした。

総裁はダボスで開催されている世界経済フォーラム(WEF)で「(カナダ首相と)同じ見解ではない」と表明。「われわれ政策立案者はプランBを検討すべき段階にいると思う。しかしプランBであっても断絶について話すべきか確信がない。代替案について話すべきだと思う」と述べた。

世界貿易機関(WTO)のオコンジョイウェアラ事務局長は、今月ほどの高い不確実性が続く可能性は低いと指摘。一方で古い秩序が戻るわけではなく不確実性は残るため、各国は自国の回復力に投資する必要があると述べた。その上で「以前の状態に戻るとは思わない。しかし以前ほどひどい状況にはならず、将来的には少しましな安定した状態になるかもしれない」との見方を示した。また、もし国を運営するなら、自分自身と自分の地域を強化し、自分の地域に目を向けて回復力を構築すると語った。

国際通貨基金(IMF)のゲオルギエバ専務理事は、変化は自然なことで何年にもわたり起こっており、今後もショックが続くため変化を受け入れるべき時だと表明。『オズの魔法使い』の一節を引用し「私たちはもうカンザス州にはいない」と述べ、快適な環境は永久に失われてしまったとの見方を示した。

WEFでラトニック米商務長官が欧州に批判的な演説をしている間、退席していたラガルド総裁だが今日は寛容な姿勢を見せ、「ここ数日、欧州への非難をかなり耳にしてきたが、むしろそれは良いことだった。非難する人たちには『ありがとう』と言うべきだ。なぜなら、それによって集中してプランBに取り組む必要があるという事実を完全に認識できたと思うからだ」と述べた。

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