- 2026/01/28 掲載
米医療保険ユナイテッドヘルス、通期で37年ぶり減収を予想
[27日 ロイター] - 米医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループは27日、2026年通期の売上高が1989年以来、37年ぶりに前年比で減少するとの見通しを示した。
米政府が26日に発表した27年の医療保険向け支払いの伸びが予想を下回ったことも重しになり、ユナイテッドヘルスの株価は一時19%急落した。
26年の売上高見通しは前年比2%減の4390億ドル強で、LSEGのまとめたアナリスト予想平均の4546億ドルに届かなかった。
スティーブ・ヘムズリー最高経営責任者(CEO)は、数十年ぶりの売上高減少が予想される中で、財務規律への回帰と業務の効率化を強調。「組織内に勢いがあるのははっきりしている。まだ今後数カ月で取り組むべき課題はあるが、現在の業績と見通しには非常に満足している」と述べた。
26年の1株当たり利益予想は17.75ドル強とアナリスト平均予想の17.74ドルをわずかに上回り、今年は成長軌道への回帰を目標に掲げている。25年の調整後1株当たり利益は16.35ドルだった。
米政府は26日、高齢者向け公的医療保険制度で民間保険会社が運営する「メディケア・アドバンテージ」について、27年の政府から保険会社への支払いを前年比で平均0.09%引き上げる案を公表。引き上げ幅は市場予想を大幅に下回った。
ユナイテッドヘルスは昨年、08年以降初めて通期利益が予想を下回った。サイバー攻撃の標的になったことに伴う顧客の流出、医療費や医療利用の予想外の増加、幹部が殺害された事件などをきっかけに、消費者の間で医療費の高さなどへの不満が噴出したことが響いた。
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