- 2026/01/21 掲載
コード職人は消滅へ…「AI失業」がリアルな今、エンジニアが絶対持つべき「3スキル」
フリーのテクニカルライター。コンシューマからエンタープライズまで、初心者向けの記事からテクニカルな解説記事、広告記事、企業取材記事などを手がける。執筆した書籍はこれまでに約80冊。オールアバウトでは「パソコンソフト」「ワード(Word)の使い方」「MS Officeの使い方」のガイドもつとめる。2008年からWordカテゴリーでのMicrosoft MVP。
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AIエージェントが再定義する「エンジニアの役割」
「たとえば、業務系アプリケーションなどで安定的なUIデザインが必要な場合、これまでは専門のデザイナーに依頼するのが一般的でした。しかし今後は、AIを活用することでエンジニア自身がUIデザインまで担当できるようになります。逆に、デザイナーやクリエイターがAIを使えば、インタラクティブに動作するアプリケーションのモックアップを自ら制作できるようになるのです」
コーディングやテストについても同様だ。AIが大部分を自動化することで、人の役割は「作業」から「評価と環境整備」へとシフトする。つまり、AIが出力した成果物を評価・検証し、さらにAIが安全かつスムーズに動作するための環境を整備・メンテナンスすることが、エンジニアの主要な仕事になっていくという。
Shunkan AIが取り組む新規事業の企画・開発プロジェクトでは、「企画・要件定義」「プロトタイプ開発」「本番開発」の3つのフェーズに分けて進めているという。
「このうち前半の2つのフェーズでは、AIの活用により1人が担う業務範囲を広げることができるため、従来に比べて少人数のチームで対応できるようになります。結果として、1人当たりの責任範囲は広がり、確認・調整・待機といった“非生産時間”を減らすことができます」(神谷氏)
ただし、「本番開発」の段階に入ると状況は異なる。信頼性やセキュリティを確保するためには、人員を増やして取り組む必要があるからだ。ここで求められるのは、AIの出力を評価・検証し、安心して運用できるようにする専門性だ。
「AIが自動化してくれる部分は多いですが、信頼性やセキュリティは人が責任を持って担保する必要があります。また、通常、1人で担える責任の範囲や重さには限界があります。『責任分担の設計』という視点が、これからの組織のあり方を決める重要な視点になります。」(神谷氏)
このようにAIエージェントは開発体制を効率化しながらも、プロジェクトのフェーズごとに人が担うべき役割を再定義しているのだ。では、エンジニアに求められるスキルはどのように変化するのだろうか。 【次ページ】エンジニアに求められる「3つのスキル」
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