- 2026/01/28 掲載
前場の日経平均反落、円高が重し 半導体株高は支え
[東京 28日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反落し、前営業日比303円57銭安の5万3029円97銭となった。前日の取引時間中に比べて為替の円高が進んだことを嫌気して、幅広い銘柄で売りが先行。日経平均は一時500円超値下がりする場面もあった。ただ、半導体・AI(人工知能)関連銘柄は堅調に推移し、相場を支えた。
日経平均は前営業日比309円安でスタートした後、下げ幅を広げ、一時545円安の5万2788円10銭で前場の安値を付けた。前日の午後3時時点でドルは154円台半ばで推移していたが、足元は152円台後半で取引されており、自動車など輸出株の重しとなった。一方、前日の米ハイテク株高の流れを引き継いで指数寄与度の大きい半導体・AI株が上昇し、相場を支えた。前場後半にかけては5万3000円近辺を軸にもみ合った。
市場では「足元は為替動向に左右されやすい動きとなっており、さらに円高が進行した場合は株価の上値が重くなりやすい」(フィリップ証券のアナリスト・笹木和弘氏)との指摘が聞かれた。一方、取引終了後にはアドバンテストの決算発表を控えており、内容に関心が集まる。笹木氏は「好業績はある程度織り込まれているため、決算後に素直に買われるかどうか試される」と話している。
TOPIXは0.96%安の3529.22ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は3兆4246億9300万円だった。東証33業種では、非鉄金属、鉱業、海運など4業種が値上がり。化学、輸送用機器、その他製品など29業種は値下がりした。
個別では、指数寄与度の大きいソフトバンクグループが上昇。フジクラ、住友電気工業は大幅高。東京エレクトロンも高い。アドバンテストは小幅高だった。
前日に決算を発表した信越化学工業は10%超安で、プライム市場の値下がり率トップとなった。前日に業績見通しの下方修正を公表した伊藤園も大幅安。トヨタ自動車、任天堂も売られた。
プライム市場の騰落数は、値上がり163銘柄(10%)に対し、値下がりが1400銘柄(87%)、変わらずが37銘柄(2%)だった。
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