- 2026/01/29 掲載
カナダ中銀、2会合連続で金利据え置き FRB独立性への懸念も指摘
Promit Mukherjee David Ljunggren
[オタワ 28日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)は28日に開いた会合で、主要政策金利を2.25%に据え置くと決定した。 金利据え置きは予想通り。マックレム中銀総裁は、不確実性が極めて高い状況にある中、政策金利がいつ、どの方向に動くか予測するのは難しいと述べた。中でも、米連邦準備理事会(FRB)の独立性への脅威が不確実性の一因となっていると指摘した。
マックレム総裁は「現行の政策金利は、中銀の見通しに基づき適切だと判断している。ただ、不確実性が高まる中、次の政策金利の変更の時期や方向性を見通すのは困難というのが理事会の総意だった」と語った。
金利据え置きは2会合連続。企業が米国の関税の影響に適応するには時間がかかるとし、雇用意欲は依然として低調だと指摘した。
マックレム総裁は会見で「地政学的リスクが高まっており、カナダ・米国・メキシコ協定の今後の見直しは見通しに対する重要なリスクだ」と指摘。関税によるインフレ上昇リスクは過剰供給による価格下降圧力によって相殺される可能性が高いと改めて強調した。これまでの利下げと可処分所得の増加に支えられ、家計支出は引き続き緩やかに増加すると予想。企業投資も緩やかな増加を予想していると述べた。
さらに、関税を契機とした経済再編が生産能力の回復をある程度支えるとの期待を表明しながらも、「それには時間がかかるだろう」と語った。
中銀は四半期金融政策報告で、2026年と2027年の緩やかな成長の予想を維持し、インフレ率は目標の2%付近で推移すると述べた。
BMOキャピタル・マーケッツのチーフエコノミスト、ダグ・ポーター氏は「カナダ銀の言葉選びは、リスクを認識しているということだ。カナダ銀は今年の経済がさまざまな結果をもたらす可能性があると予想しており、そのうちの一つはおそらく金利の低下を伴うだろう」と述べた。
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