- 2026/02/03 掲載
スイス中銀総裁、政策運営「容易でない」 低インフレ・ゼロ金利で
[チューリヒ 2日 ロイター] - スイス国立銀行(中央銀行)のシュレーゲル総裁は2日、同国の低インフレとゼロ%の金利という状況は金融政策にとって好ましくないと述べたが、この状況によってマイナス金利の可能性が高まったかどうかについては言及を避けた。
シュレーゲル氏は放送局SRFに対し、「中央銀行として、私が最も懸念しているのはもちろんインフレと物価の安定であり、その確保のためにあらゆる手段を講じている」と語った。
その上で、「現在のインフレ率は0.1%で、これはわれわれが定義する物価安定、つまりインフレ率0─2%の下限に当たる。また、金利もゼロ%で、金融政策にとっては容易な状況ではない」と述べた。
シュレーゲル氏は、スイス中銀にはインフレ率を目標範囲に導くために金利と為替市場介入という2つの政策手段があると指摘。
「われわれは既に数回にわたり、マイナス金利導入の用意があると表明している」とした上で、「しかし、金利をマイナス領域に引き下げるハードルはより高い」と語った。
マイナス金利再導入の可能性については、判断が難しいとし、中銀は代わりに、引き続き状況とスイスフラン相場を非常に注意深く監視し、必要に応じて外国為替市場に介入するとした。
ただ、現時点では今後数カ月でインフレ率が上昇すると予想しており、金融政策は適切だとも述べた。
また、ドルが最近下落しているものの、外貨準備の一部として米国債を保有する各国中銀に他の選択肢はないという認識を示した。
シュレーゲル氏は他の中銀や政府系ファンドの動向についてはコメントを控えたが、外貨準備は流動性を保つ必要があると指摘。「米国債は依然として最大かつ最も流動性の高い市場だ。他に選択肢はない」と語った。
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