- 2026/02/06 掲載
カナダの経済構造改革は数年単位、「痛み伴う」と中銀総裁が警告
[オタワ 5日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)のマックレム総裁は5日の講演で、カナダ経済が人口増加ペース鈍化や米国の関税、人工知能(AI)の台頭といった事態に対応できるような構造改革を成し遂げるには何年もの期間を要し、痛みを伴う可能性があると警告した。
その上で政策担当者と企業に対して、新しい課題に全力で順応するよう促し、カナダには失敗が許される余裕はないと強調した。
マックレム氏は「歴史的にカナダ企業は慎重だが、今は大胆になるべきだ。これは構造変化であり、様子見姿勢は役に立たない。素早く行動するほど、競争力が高まるだろう」と語った。
企業が取り組むべき変革としては、新たな市場の開拓とAIの採用を挙げた。
一方でマックレム氏は、経済の循環的変動と構造変化の判別は難しく、経済に存在する弱さの質を見誤らないようにしなければならないと訴えた。
問題が構造的な場合、需要を過度に刺激すると必要な改革が先送りされる恐れがあるという。
カナダ銀行の予測では、労働力人口は今後数年でほとんど増えないので、マックレム氏は失業率が上昇基調にならないとの見通しを示した。
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