- 2026/02/19 掲載
米鉱工業生産、1月は0.7%上昇 製造業に復調の兆し
[ワシントン 18日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が18日発表した1月の鉱工業生産指数は前月比0.7%上昇した。前年同月比は2.3%上昇。2025年12月は前月比0.2%上昇に下方改定された。トランプ政権による関税措置や、高金利が重荷となってきた製造業が復調傾向を示し、全体の伸びを支えた。
1月の製造業の生産指数は0.6%上昇し、ロイターがまとめたエコノミスト予想を上回り、伸び率は25年2月以来の大きさとなった。前年同月比は2.4%上昇した。ただ、25年12月は前月比0.2%上昇から横ばいへと下方改定された。
1月は製造業の幅広い分野で上昇が見られた。耐久財は0.8%上昇。非金属鉱物製品、機械、コンピューター・電子機器が堅調だったほか、自動車・同部品は5カ月ぶりに上昇した。非耐久財は0.4%上昇。紙、印刷・関連サービス、化学製品、プラスチック・ゴム製品の生産増が寄与した。
鉱業は0.2%低下。寒冷な天候に伴い、電気・ガスなどの公益事業は2.1%上昇した。設備稼働率は76.2%と、前月の75.7%から上昇。平均を3.2%ポイント下回る水準。
製造業部門の稼働率は75.6%と、0.4%ポイント上昇。平均を2.6%ポイント下回る水準だった。
ただ、米経済全体の10.1%を占める製造業は広範な関税措置によって打撃を受け、生産コストや販売価格の上昇につながったと指摘されている。テクノロジーなど一部の分野が人工知能(AI)への投資などの恩恵を受ける一方、製造業全体の雇用は25年に8万人以上減少した。
FWDBONDSのチーフ・エコノミストであるクリストファー・ルプキー氏は「製造業の生産は前年の水準を上回っているが、これは全て労働者の増加なく行われたものだ」と指摘。ロボットや生産工程の自動化が原因の可能性があるとした上で「生産性の向上によって労働者が恩恵を受けないのであれば、米国内に工場を回帰させても意味がない」と述べた。
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