• 2026/02/19 掲載

リオティント、通期利益は前年並み 鉄鉱石低迷も銅が好調

ロイター

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[19日 ロイター] - 英豪資源大手のリオティントが19日発表した2025年通期決算は、実質利益が108億7000万ドルと前年並みにとどまり、ビジブル・アルファがまとめた市場予想(110億3000万ドル)を下回った。

世界的な供給増加に伴う鉄鉱石価格の下落が主力の鉄鉱石事業を圧迫した。一方、銅価格の上昇と増産が利益を下支えし、減益を回避した。

今回の決算は、AI(人工知能)向けデータセンターの急増による電力需要やクリーンエネルギーへの移行を背景に、資源大手が銅への注力を一段と強めている現状を浮き彫りにした。

豪西部ピルバラ地区の鉄鉱石出荷量は前年比1%減となり、中国の不動産不況の長期化で鋼材需要が低迷したことから、実現価格は約8%下落した。

グループ全体の利益に占める鉄鉱石の割合は約60%と、前年の70%から低下した。一方で、銅の貢献度は約30%に達した。

銅事業は好調だった。モンゴルのオユトルゴイ鉱山での増産により、25年の生産量は前年比11%増加し、平均実現価格も17%上昇した。今週には競合のBHPも、利益面で初めて銅が鉄鉱石を逆転したと発表しており、業界全体の構造変化が鮮明になっている。

こうした戦略的転換を受け、資源業界では銅資源の確保を狙った再編の動きが加速している。リオティントが進めていたスイスのグレンコアとの合併交渉は、資産価値や所有権を巡る条件が折り合わず、2月に決裂した。合併が実現していれば世界最大の鉱山企業が誕生し、同社の銅事業は大幅に拡大するはずだった。

期末配当は1株当たり254セント。前年の225セントから引き上げた。

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