• 2026/02/20 掲載

全国コアCPI、1月は+2.0%に鈍化 2月に2%割れでも利上げ継続の声

ロイター

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Takahiko Wada

[東京 20日 ロイター] - 総務省が20日発表した1月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数、コアCPI)は、前年比2.0%上昇した。伸び率は前月の2.4%を下回り、2024年1月以来の低さとなった。ガソリン暫定税率の廃止でガソリン価格の下落率が大きく拡大したほか、生鮮食品を除く食料の伸び率もさらに縮小した。エコノミストからは、コアCPIの伸び率は2月に日銀が目標とする2%を下回るものの、日銀は利上げを継続するとの声が出ている。

コアCPIはロイターが集計した民間調査機関の予測中央値に一致した。

エネルギー価格は5.2%下落と、前月の3.1%から下落率が拡大した。ガソリン価格は14.6%下落で、20年5月以来の大きな下落率となった。

総務省によると、ガソリンは総合指数を0.13%ポイント押し下げた。ガソリン暫定税率廃止で0.33%ポイント押し下げる一方で、前年同月に補助金で押し下げられていた反動により0.20%ポイント押し上げられた。

生鮮食品を除く食料は6.2%上昇と、伸び率は前月の6.7%を下回った。伸び率の縮小は25年8月以降、6カ月連続。コメ類は27.9%上昇で前月の34.4%上昇を下回った。

宿泊料も6.0%上昇となり、前月の7.8%上昇から鈍化した。前年同月より休日が少なかった要因が大きいとみられる。

コア対象522品目のうち、上昇が385、下落が98、変わらずが39。上昇品目は前月の390から減った。

総合指数は1.5%上昇と伸び率が大きく鈍化し、22年3月以来の2%割れとなった。生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数(コアコアCPI)は2.6%上昇で、こちらも伸びは前月(2.9%)から鈍化した。25年2月以来の低い伸び。

<コアCPI2%割れでも、日銀の利上げは継続との声>

みずほリサーチ&テクノロジーズの井上淳・上席主任エコノミストは、今後も食品価格の前年比上昇率の鈍化が見込まれることに加え、電気・ガス代の補助によるエネルギー価格のさらなる下振れで2月にコアCPIが2%を割るとみている。

ただ、日銀は6月に追加利上げすると見込む。「インフレ率は1―3月期、4―6月期の平均が2%を割る可能性が高いとみているが、一時的で、その後はおおむね2%インフレに戻るだろう」と指摘。春闘は25年並みの賃上げ率で妥結する可能性が高いと見込み、日銀が基調的な物価が2%程度で推移することに「確信を高めやすい状況になっている」と予想する。

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