• 2026/02/24 掲載

NY市場サマリー(23日)米国株急落、ドル下落、利回り低下

ロイター

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<為替> ニューヨーク外為市場ではドルが下落した。米国の関税措置を巡る不透明感が重しとなったほか、イランを巡る地政学的リスクの高まりが注視されている。

米最高裁は先週、トランプ大統領が導入した相互関税などを違憲と判断。トランプ氏はその後、1974年通商法122条に基づき各国からの輸入品に150日の期間限定で10%課税する大統領令に署名。21日にはその税率を15%に引き上げると表明した。

CIBCキャピタル・マーケッツの為替戦略責任者サラ・イング氏は「最大の問題は不確実性だ。市場がこの不確実性をどのように織り込んでいるのか、やや不透明だ」と述べた。より積極的な関税措置はインフレを加速させ、米連邦準備理事会(FRB)による追加利下げの確率が低下することで、ドル高につながる可能性がある一方、不確実性が高まるとドル離れのリスクが高まると指摘。「さらなる関税がドルにとって好材料なのか悪材料なのか、市場では激しい議論が交わされている。どちらの見方も成り立つ」と述べた。

終盤の取引で、ユーロ/ドルは0.09%高の1.1791ドル。

円は対ドルで0.29%高の1ドル=154.63円。

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 米金融・債券市場では、国債利回りが低下した。利回りは先週20日、トランプ関税の違憲判決を受け、上昇。週間で数カ月ぶりの上昇幅となった。

トランプ大統領は最高裁の判断を受けて、10%の関税発動を表明、さらに15%に引き上げる考えを示した。米政権の通商政策の方向性が再び不透明になったことを受け、市場はリスク回避に転じ、この日は米国債に買いが集まった。

ブリンマー・トラスト(ペンシルベニア州)の債券担当ディレクター、ジム・バーンズ氏は「20日の(米国債)売りはきょうで相殺された」と指摘。その上で「市場は関税を巡る判決を消化し、それが国債にどのような影響を与えるか理解しようとしている」と述べた。

この日発表の経済指標では、2025年12月の製造業新規受注は前月比0.7%減少。民間航空機の受注急減が響いた。これを受け、米債利回りの低下幅は小幅に拡大した。

午後の取引で、10年債利回りは5.6ベーシスポイント(bp)低下の4.029%。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> 米国株式市場は主要3指数が1%以上下落して取引を終えた。人工知能(AI)に関連する混乱への継続的な懸念に加え、関税を巡る不透明感の再燃を受けてリスクの高い株式から資金が逃避した。

AIによる破壊的な影響への懸念から金融株は3.3%、ソフトウエア関連株は4.3%下落した。

USバンク・ウェルス・マネジメントの投資ストラテジスト、トム・ヘインリン氏は「AIに関する疑問は二点ある。コストがどれほどかかるか、そして誰が影響を受けるかだ」と指摘。「市場は見出しに反応し『まず売り、後で評価する』姿勢を見せている」と述べた。

さらに「これは実際に起きたことではなく、起きる可能性への見方だ」と語った。

米連邦最高裁は20日、トランプ大統領が非常事態権限に基づいて発動した広範な関税措置を違法とする判断を下した。これを受け、トランプ氏は多くの貿易相手国と貿易協定で合意したにもかかわらず、各国からの輸入品に15%の代替関税を課すと表明した。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は、米関税措置を巡る不透明感を背景に、安全資産としての需要から買われ、続伸した。中心限月4月物の清算値(終値に相当)は、前週末比144.70ドル(2.85%)高の1オンス=5225.60ドル。

米税関・国境警備局(CBP)は22日、連邦最高裁が違憲と判断した国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく相互関税などの徴収を24日に停止すると発表した。トラン プ大統領は20日、違憲判決を受けて関税徴収を「速やかに終了する」とする大統領令に署名した。一方、24日に発動される世界一律の10%関税を巡っては、トランプ氏は1 5%への引き上げを表明しているが、時期は明らかになっていない。米関税措置を巡る不透明感が安全資産への需要につながり、金相場は堅調に推移した。

米長期金利の指標である10年債利回りが低下したことも、金利を生まない資産である金相場の支援材料となった。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米イラン核協議の行方や米関税政策の先行きに注目が集まる中、下落した。この日から新たに中心限月となった米国産標準油種WTIの中心限月4月物の清算値(終値に相当)は前週末比0.17ドル(0.26%)安の1バレル=66.31ドルだった。 5月物は0.11ドル安の66.13ドル。

イランの核開発問題を巡り米国がイランに譲歩を迫るため、同地域で大規模な兵力を展開する中、米高官は23日、米国のウィトコフ中東担当特使とトランプ大統領の娘婿クシュナー氏が26日にスイスのジュネーブでイラン代表団と会談をする予定だと明らかにし た。ロイターは22日、イラン高官の話として、イランが、米国による攻撃を回避するため、制裁解除とウラン濃縮の権利の承認と引き換えに、核開発計画において譲歩する用意があることを示唆したと報じた。協議の行方が注視される中、相場は方向感の定まりにくい不安定な値動きに終始。午前は一時買いが先行し、67.20ドル台まで上伸する場面があったものの、その後は利益確定の売りも出やすく、マイナス圏に沈んだ 。

米関税政策を巡る先行き不透明感もくすぶった。米連邦最高裁が20日、国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく相互関税などの措置を違憲とする判決を下した後、トラン プ氏は世界一律10%の追加関税を課す方針を表明。同氏はその後、自身のSNSで、税率を15%へ引き上げる意向を示した。

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

ドル/円 NY終値 154.62/154.

66

始値 154.93

高値 155.04

安値 154.23

ユーロ/ドル NY終値 1.1784/1.17

87

始値 1.1785

高値 1.1809

安値 1.1775

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 100*24. 4.7020

50 %

前営業日終値 100*12. 4.7250

50 %

10年債(指標銘柄) 17時05分 100*24. 4.0309

50 %

前営業日終値 100*10. 4.0850

50 %

5年債(指標銘柄) 17時05分 100*23. 3.5841

75 %

前営業日終値 100*14. 3.6480

50 %

2年債(指標銘柄) 17時05分 100*03. 3.4401

50 %

前営業日終値 100*01. 3.4800

13 %

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 48804.06 -821.91 -1.66

前営業日終値 49625.97

ナスダック総合 22627.27 -258.80 -1.13

前営業日終値 22886.07

S&P総合500種 6837.75 -71.76 -1.04

前営業日終値 6909.51

COMEX金 4月限 5225.6 +144.7

前営業日終値 5080.9

COMEX銀 3月限 8657.3 +423.0

前営業日終値 8234.3

北海ブレント 4月限 71.49 ‐0.27

前営業日終値 71.76

米WTI先物 4月限 66.31 ‐0.17

前営業日終値 66.48

CRB商品指数 310.1430 ‐0.8756

前営業日終値 311.0186

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