- 2026/02/24 掲載
エリオット、豊田織TOB応諾株主に高値で買い取り提案=関係者
[東京 24日 ロイター] - 米投資ファンドのエリオット・インベストメント・マネジメントが、トヨタグループによる豊田自動織機の株式公開買い付け(TOB)に応じることで合意している一部株主に対し、保有する豊田織機の株式を市場価格前後で買い取ると提案していることが分かった。事情に詳しい関係者2人がロイターに明らかにした。
関係者らによると、エリオットはサプライヤーや金融機関などの持ち合い株主に接触しているという。エリオットとトヨタ自動車 はコメントを控えた。
豊田織機株は20日、2万0200円で取引を終え、TOB価格の1株1万8800円を約7%上回っていた。トヨタグループは今月、豊田織機を巡るTOBについて、株主の賛同が不十分だったことを理由に期間を延長している。
株主がエリオットへの売却に応じた場合、トヨタグループの再編計画が修正を余儀なくされる可能性がある。今回のTOBを含む一連の取引は、長年続いてきたグループ内の株式持ち合いの見直しを進め、資本効率の向上とガバナンス強化を目指す構造改革の中核をななすもので、日本におけるコーポレートガバナンスの試金石とみられている。
エリオットは、トヨタグループの提案は企業価値を過小評価しているとして、TOB案に反対する方針を示し、豊田織機株を買い増している。2月初旬にエリオットが財務省に提出した変更報告書によると、保有比率は約7%だった。
トヨタは1月、TOB価格を引き上げた。2月中旬時点の開示資料によると、応募株数の割合は下限の42.01%に対し33.1%と成立要件を満たしておらず、期間を3月2日まで延長している。
1月の開示資料によると、TOBでの株式売却に合意した企業には、イビデン、三井住友海上火災保険、東京海上日動火災保険などが含まれている。
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