- 2026/02/25 掲載
豪1月CPI、コアインフレが16カ月ぶり高水準 5月利上げ観測高まる
Stella Qiu
[シドニー 25日 ロイター] - オーストラリア統計局が25日発表した1月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前月比、前年比ともに市場予想を上回った。住居費と医療費が上昇した。コアインフレ率は前年比で2024年終盤以来の高い伸びとなり、追加利上げのリスクが高まった。
CPIは前月比0.4%上昇。前年比上昇率は3.8%で前月から変わらず。市場予想はそれぞれ0.3%と3.7%の上昇だった。
コアインフレ率指標のトリム平均値は前月比0.3%上昇。前年比上昇率は3.4%と前月の3.3%から加速し、16カ月ぶりの高水準。市場予想(3.3%)も上回った。オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)の目標(2─3%)を上回る状態が7カ月連続となった。
これを受け、豪ドルは0.2%高の0.7073米ドル、3年物国債先物は4ティック安の95.71。5月の利上げ確率はデータ発表前の76%から80%に上昇した。
デロイト・アクセス・エコノミクスのパートナー、スティーブン・スミス氏は「RBAが重視するトリム平均値は依然として高すぎる」と指摘。「3月に利上げが行われる可能性は低いため、次回のライブ会合は5月になる。第1・四半期のインフレ指標を踏まえて経済状況を評価できるだろう」と述べた。
中銀は今年6月までに総合インフレ率が4.2%に上昇し、トリム平均値が3.7%に上昇すると予測している。
1月は主に国内要因の影響を受ける非貿易財インフレ率が前月の4.6%から4.9%に上昇した。電気料金が32.2%、新築住宅が3.5%、それぞれ上昇したほか、家賃の上昇率が3.9%に高止まりした。
モノのインフレ率は3.8%に上昇したが、サービスインフレは4.1%から3.9%にやや鈍化した。
EYのチーフエコノミスト、シェレル・マーフィー氏は「RBAはインフレ率を目標範囲に戻すためにやるべきことが多くある」と指摘。「今年前半に追加利上げが必要になる可能性が高い」とした上で、「根強いインフレ圧力を踏まえると、さらなる利上げもあり得る」と述べた。
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