- 2026/02/27 掲載
中国、カナダ産菜種粕やロブスターなどの関税停止 3月から年末まで
中国とカナダは、カーニー首相が中国を1月に訪問した際、電気自動車(EV)とキャノーラ(菜種)への関税を引き下げる初期の貿易協定を締結した。
今回の決定は、おおむねカーニー氏の予測に沿った内容となった。一方で、同氏が以前、3月1日までに引き下げられると言及していたキャノーラ種子の関税については、今回の発表では触れられなかった。
カナダ側は、現在84%となっているキャノーラ種子の関税率が、計15%程度まで引き下げられることを期待している。中国商務省は、カナダ産キャノーラに対する調査を3月9日までに完了させる方針を示している。
北京を拠点とするコンサルティング会社トリビアム・チャイナのエベン・ロジャーズ・ペイ氏は「確かなのは、中国の買い手がすでに3月積みのカナダ産キャノーラを予約していることだ。関税率の引き下げが実行される可能性は極めて高い」と分析する。
声明ではキャノーラ油や豚肉についても言及がなかったが、中国政府が3月1日の期限までにさらなる調整を発表する可能性は残されている。
中国は2024年時点で、カナダにとって第2位のキャノーラ輸出市場だった。
今回の関税停止は、トランプ米大統領の通商政策により米国の伝統的な同盟関係が揺らぐ中、西側諸国の首脳による訪中が相次ぐ中で決定された。
カーニー氏は欧州諸国の首脳よりも踏み込んだ合意を取り付けることで、米国への依存度を下げ、新たな世界貿易秩序でカナダが主導的な役割を果たす意欲を示している。
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