• 2026/03/03 掲載

ブラックロックなどの企業連合、米電力会社を334億ドルで買収

ロイター

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Sumit Saha

[2日 ロイター] - 米資産運用大手ブラックロック傘下のインフラ投資会社グローバル・インフラストラクチャー・パートナーズ(GIP)と、スウェーデンのプライベート・エクイティ(PE)企業のEQTが率いる企業連合は2日、米電力会社AESの買収で合意したと発表した。取得額は負債を含めて334億ドルとなり、電力業界で最大級の買収となる。2026年後半から27年前半にかけての取引完了を見込む。

人工知能(AI)による電力需要増加が送電網に負荷を掛ける中でエネルギー企業への投資が活発化している。他に米大手投資会社ブラックストーンはTXNMエナジーを115億ドルで、コンステレーション・エナジーはカルパインを164億ドルでそれぞれ買収することで合意している。

企業連合にはカリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)と、カタールの政府系ファンドのカタール投資庁(QIA)も参加した。AES株を1株当たり15ドルの現金で買収し、この金額は2月27日の終値を13%下回る。ただ、買収の可能性が初めて報道される前の最終取引日となった25年7月8日の終値を35.5%上回った。

AESの株価は2日の取引開始直後に前週末比で17%超下落し、今年1月26日以来、1カ月超ぶりの安値を付けた。

AESは25年末時点で275億6000万ドルの純負債を抱えていた。

エバーコアISIのアナリスト、ニコラス・アミクッチ氏は「企業の支援によってAESは投資のための資本調達手段を改善し、投資家らが上場企業に求めるレバレッジ指標に縛られることはなくなった」と評価した。

GIPは公益事業分野への投資を広げており、24年にはカナダ最大の年金基金CPPインベストメンツ(CPPI)とともに計62億ドルでアレットを非公開化した。

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