- 2026/03/04 掲載
豪腕経営、統治不全招く=「赤字は罪」―ニデック
永守重信氏が強力なリーダーシップによって一代で築き上げたモーター大手ニデック。敵対的なM&A(合併・買収)も辞さない「豪腕」経営で急成長したが、「赤字は罪」という過度な業績重視の姿勢は周囲の萎縮と忖度(そんたく)を生み、統治不全につながった。
永守氏は1973年、京都市に精密小型モーターを製造する前身の日本電産を創業。M&Aで国内外で約350社を傘下に収め、家電から電気自動車(EV)まで幅広い分野のモーターを手掛ける世界的企業に育て上げた。
一方、経営幹部らに高い目標を課して容赦なく圧力をかけた。このため、後継者選びは難航。第三者委員会の報告書によると、経営のかじ取りを任せた人物を「社長の器とは言えない」などとなじっていた。
業績目標を巡って社内に不満を示し、「無責任野郎ばかりそろいやがって!」「全員辞めてくれや!」などと伝えていたことも判明した。第三者委は会計不正の「根本原因」として、「永守氏の経営スタイルの破綻と永守氏に対するけん制の不全」を挙げ、創業者との決別を求めた。
【時事通信社】 〔写真説明〕ニデックの看板
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